介護という仕事になんとなく興味はあるけれど・・・
他の人はどんな動機で始めたんだろうか・・・
本当に自分にできるのか・・・続けられるんだろうか・・・
そんな事を考えているあなたに、先輩たちの生の声をお届けします。
介護サービスのやりがいとは
- ・人との出会い。
- ・介護サービスを通じて、人を大切にする・愛する心をもつことができ、家族や友人など縁のある人への心につながること。
- ・利用者の笑顔や「ありがとう」「よくやってくれる」のひと言をいただけることで、自分がほんとに役に立てていることが実感できやりがいを感じる。
- ・仕事を通して人間としての成長や成熟を自ら感じられる。
介護サービスに一番重要なことは
- ・利用者のニーズをよく理解し、さらに介護側が積極的に相手の立場になって「気付く」ことが重要。
- ・相手を思いやる気持ちと気遣い。
- ・「心」。常に利用者の方を第1優先で考え行動し、自分自身の行動を見つめ直し反省すること。
- ・人を愛する(想う)心と感謝の心。
- ・こちらが介護する立場であっても、利用者は人生の大先輩として尊敬や感謝の気持ちを忘れない。そして自分も大いに楽しむこと。
デイサービスセンターの一日
8:00 | 朝のミーティング (早番勤務)送迎、準備 |
前回利用者時の状態把握、注意事項確認、 送迎車両の運転・補助者、利用者受け入れ準備 |
9:00 | 朝のミーティング (遅番勤務) |
前回利用者時の状態把握、注意事項確認、 お茶出し、体温・血圧測定、一般欲・特欲介助 |
10:00 | 利用者の受け入れ、健康チェック、入浴、 クラブ活動、レクレーション、口腔体操 |
個別のレクレーション、 口腔機能向上体操 |
12:00 | 昼食、コーヒータイム | 配膳・下膳、食後の休憩 |
13:00 | 職員の体操・挨拶 | 運動機能向上体操 |
14:00 | レクレーション | 月別のレクレーション |
15:00 | おやつ | |
16:00 | 送迎 | 帰りのミーティング、 送迎車両の運転・補助者・見送り |
17:00 | 早番勤務終了 | 片付け、書類整理・記録 |
18:00 | 遅番勤務終了 |
困難を乗り超えたエピソード
悩んだ事もあった・・・悔しいこともあった・・・
でも、乗り越えた。自分が変われた。成長できた。
ひとりじゃないことを実感した上司や先輩のサポート。
そして何より、ご利用者さんからの「ありがとう」。
介護という仕事。もちろん楽しい事ばかりじゃありません。
うまくできなくて、気持ちが通じなくて、悔しい事も辛い事もあります。
でも、私たちには心強い先輩や上司がたくさんいます。
そして、お客様も人生の大先輩。優しい笑顔やお礼の言葉で励まされ元気をいただく事も。
いっしょに壁を乗り越えて、自分を成長させてくれた経験を少しだけ紹介します。
先輩の助言で気付いた介護のスタンス
ある利用者の食事介助をさせいただいた際、あまり口を開けていただけず、食事が進まないまま、時間だけがたってしまったことがあります。その利用者の方の食事介助 に携わったことが少なく、どのような方なのか把握していなかったため、コミュニケーションも上手くはかれませんでした。そんな中で先輩が「今日は食べたくないのかもね」と助言を下さり、利用者の方の気持ちをよく考えずに介助させていただいていた自分に気付きました。「利用者の方の気持ちを考える」という助言が利用者の方と接していく中での緊張もほぐしてくれたと思います。
先輩が一番の指導者
まだ新人なので、大きな困難にはあっていないが、最初の1~2ヶ月目は、毎日が困難で悩んだり、悔しい思いを沢山していましたが、先輩が話をよく聞いてくれたり、助けてくれたりしてくれたのでとても感謝しています。
自分の努力が報われた
介護の現場で食事の飲み込みが上手くなく冷たいゼリーを一年通して食べていた方に何とか温かい物を食べてもらいたい思い、試行錯誤を繰り返して、カタクリ粉で「くず湯」を考えました。それを喜んで食べてくれたことで苦労が報われました。
感情移入で苦労したが
多くの問題を抱えた人との関わりの中で、自分が相手に成り代ったように深刻になってしまいました。そんな時は、一歩自分が感情を抑えて、冷静に支援を行うことが大切であると気付きました。
上司が信じてくれるから
3年目になり、重要な仕事を任され、重圧に押し潰されそうになっている時、上司から「君だから任せられるんだよ」と言葉をかけてもらえた。自分が必要とされていることが再確認できた。
笑顔と元気をもらって
辛いことは沢山あるけれどその分、利用者さんから笑顔や元気をもらって「また頑張ろう」という気持ちになる。そのほかにも、お年寄りから得るものは沢山あって勉強になる。